天然記念物「熊野神社五本杉」の1本倒れる 宮司「長い間地域を見守ってくださっていた」 岡山・真庭市
KSB瀬戸内海放送
岡山県真庭市の天然記念物「熊野神社五本杉」の1本が倒れているのが26日、見つかりました。けが人や民家への被害はありませんでした。 【写真】市道をふさぐように倒れた巨大な杉
(記者リポート) 「根元からから倒れた巨大な杉です。市道をふさいであちらのあぜ道に向かって倒れています」 倒れたのは真庭市の天然記念物に指定されている熊野神社の神木「熊野神社五本杉」です。 熊野神社によりますと26日午前6時すぎ、「ドン」という大きな音がした後、5本ある杉の1本が倒れているのが見つかったということです。 けが人や民家への被害はないということです。 倒れたのは5本の中で最も高い杉で高さは約50mです。現場を確認した樹木医は「自らの重さで倒れたのではないか」と話していたということです。 神社は市などと協議しながら、撤去に向けた準備を進めています。 (熊野神社/須田宗徳 宮司) 「長い間地域を見守ってくださっていた大切な木だったので本当に残念。たくさんの方が来られて手をあわされながら涙ながらに『本当に寂しくなった』と言われていて、私も全くもって同感です」
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