テニス=今年で現役引退のナダル、ジョコビッチに感謝
[19日 ロイター] - 男子テニスの元世界ランキング1位ラファエル・ナダル(38、スペイン)が19日にノバク・ジョコビッチ(セルビア)と引退前最後の対決を終え、長年のライバルに感謝の意を示した。 この日行われた男子テニスのエキシビション大会「6キングス・スラム」の3位決定戦でジョコビッチに2─6、6─7で敗れたナダルは「ノバク、キャリアを通じてコート上で共有した全ての瞬間について、あなたに感謝したい。素晴らしいライバル関係だった」とコメント。 「個人的な意味でも、この15年近く、あなたが私の限界を超える助けになってくれた。それがなければ今の自分はなかっただろう。数々のタイトルと、その見事なキャリアに対し、あなたとチームを祝福したい。今後の活躍を祈っている」と語りかけた。 一方のジョコビッチは「あなたとコートでの時間を共有できたことは、とてつもない名誉であり、喜びだった。信じられないほど素晴らしく、また、非常に厳しいライバル関係だった」と振り返り、「どこかのビーチで座ってお酒を飲みながら人生を振り返り、ほかにもいろいろなことを話す機会があれば」と述べ、ナダルの功績に謝意を示した。 グランドスラム優勝回数が22回と歴代2位の記録を持つナダルは10日に引退を表明した。11月開催の国別対抗戦、デビスカップの決勝トーナメントがプロテニス選手として最後の試合となる予定。