五輪バスケ女子日本代表が2連敗…崖っぷちに追い込まれ4日の予選最終戦へ
8月1日、パリ2024オリンピック女子バスケットボールの予選グループフェーズ第2戦が行われ、日本代表(FIBAランキング26位)は、ドイツ代表(同19位)に64-75で敗れた。 恩塚亨ヘッドコーチが率いる日本代表は、得点源の山本麻衣が脳震とうのため欠場し、町田瑠唯、宮崎早織、林咲希、赤穂ひまわり、髙田真希の5名をスターターに起用した。 試合序盤はターンオーバーとファウルがかさむ中、サトウ・サバリーを中心に0-11のランを許す苦しい立ち上がり。それでも同終盤には馬瓜ステファニーが反撃の3ポイントを決めるなど食らいつき、16-21で最初の10分を終えた。5点ビハインドで突入した第2クォーターは、攻守ともに歯車が噛み合い開始2分で同点としたものの、再びサトウ・サバリーに連続得点を許してしまい、6点差の36-42で折り返した。 ハーフタイム明けの後半も好スタートを切ったのは日本。赤穂のレイアップに続き、髙田真希が連続3ポイントを決め同点に。しかし、またしてもドイツの守備の前にオフェンスが停滞してしまい、この試合最大の10点差をつけられて最後の10分へ。勝負の第4クォーターは、先手を取られながらも宮崎が鋭いドライブから得点を重ねて食い下がったが、勝負どころで勢いに乗り切れず。最後は11点差の64-75で敗れた。 日本代表は髙田がチーム最多15得点5リバウンド、宮崎が13得点4アシストを挙げたが、ドイツ代表のサトウ・サバリーに33得点6リバウンドと終始苦しめられる展開。チームリバウンド数で34-48と差をつけられ、鍵となる3ポイントも30本中9本の成功にとどまった。 この試合の結果、日本は0勝2敗で4日18時から行われるベルギー代表(同6位)との予選グループフェーズ最終戦を迎えることに。前回の東京大会では銀メダルに輝き、今大会は初の金メダル獲得を目標に掲げている日本代表。最終戦に勝利し3位以上となれば決勝トーナメント進出の可能性も残されているが、3連敗なら予選敗退。負けたら終わりの崖っぷちに追い込まれた。 ■試合結果 <パリ五輪予選グループフェーズ第2戦> 日本 - ドイツ JPN|16|20|13|15|=64 GER|21|21|17|16|=75
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