ダルビッシュ有、今季最多101球で7回2安打無失点 ド軍戦で5回2死まで完全 日米通算199勝目へ
◆米大リーグ パドレス―ドジャース(12日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) 【動画】ダルビッシュが吠えた!7回0封の熱い投球 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が12日(日本時間13日)、本拠地ドジャース戦に先発し、今季最長タイの7回2安打無失点。同最多101球の熱投を見せ、4点リードで救援陣に後を託した。 この日は母の日。ピンクのグラブで右腕はマウンドに上がった。古巣の強力打線に対し、初回は3者凡退の立ち上がり。その裏に味方から2者連続ソロで2点の援護をもらった。2回から4回も最速96・4マイル(約155キロ)のツーシームにスイーパーなど多彩な変化球を織り交ぜ、ドジャースを翻弄した。5回2死まで完全投球。2死からパヘスに四球を与え、この日初の走者を出すと、続くE・ヘルナンデスには初安打となる右前打を許したが、2死一、二塁で8番・ロハスを中飛に仕留めた。 6回は1死からベッツに左中間への二塁打を浴びたが、最後は2死二塁から4番・スミスを94・9マイル(約153キロ)直球で空振り三振。大きな雄たけびをあげ、ベンチに引き上げた。7回は1死からマンシー、パヘスを連続三振。2イニング連続で感情をあらわにし、満員の観客から「YUコール」を送られた。 この日はドジャース・大谷翔平投手(29)が腰の張りのためベンチスタート。今季3度目の対戦が試合開始から実現することはかなわなかった。この日の試合前に取材に応じた大谷は先輩と対戦できず「(同地区で)今後もあるとはいえ、少ないチャンスではあると思うので、楽しみにはもちろんしてました」と肩を落としていた。 ダルは首の張りによる負傷者リスト(IL)から復帰した4月30日(同5月1日)のレッズ戦から2連勝中。3連勝となれば、日米通算199勝となり、偉業達成に王手がかかる。
報知新聞社