「Apple Watch Series 10」発表。シリーズ最大ディスプレイと最薄デザイン、チタニウムケースも登場
アップルは、「Apple Watch Series 10」を9月20日より発売する。価格は59,800円からで、本日9月10日から予約受付が開始されている。 【画像】Series 3との画面サイズ比較 Apple Watch史上、最も大きいディスプレイと最も薄いデザインを実現したというモデル。このために、ほぼ全ての要素を1から見直して設計したとしている。 42mmサイズと46mmサイズの2タイプを用意しており、うち46mmサイズは416×496ピクセル、1,220mm2の表示領域を実現。Series 3と比べて最大75%、Series 4/5/6/SEと比べて最大30%広い領域で、上位機の「Apple Watch Ultra 2」(410×502ピクセル、1,185mm2の表示領域)も越える広さを確保した。 ディスプレイはLTPO3常時表示Retinaディスプレイで、アップルでは初めて広視野角のOLEDを採用。斜めから見た際の明るさが最大40%向上しているため、より簡単に素早く情報を読み取れるという。輝度は最小1nit – 最大2,000nit。 ケースのラインナップも拡充されており、ローズゴールド/シルバーに加えてジェットブラックのアルミニウムケースが初登場。30段階の酸化被膜処理を経て、深く、艶のある美しいブラック、タイムレスで洗練されたルックに仕上がったとアピールする。 さらにチタニウムケースも登場。航空宇宙産業レベルのチタニウムを磨き上げており、Series 9のステンレススチールと比べて約20%軽量にも関わらず高い頑丈さを備えているという。こちらはスレート/ゴールド/ナチュラルの3タイプをラインナップする。 チップには4コアNeural Engine、容量64GBの「S10 SiP」を搭載。センサーは新たな水温センサー、水深計を搭載したため、スイミングやシュノーケリングでも大活躍するとのこと。 ほかセンサーは電気心拍、第3世代光学式心拍、皮膚温、血中酸素ウェルネス、コンパス、常時計測の高度計、高重力加速度、ハイダイナミックレンジジャイロスコープ、環境光のものを搭載する。 ヘルスケア関連では血中酸素ウェルネスアプリ、心電図アプリ、過去の排卵を推定できる周期記録アプリ、心拍数アプリ、高心拍数と低心拍数の通知、不規則な心拍リズムの通知?、服薬アプリ、心の状態を記録できるマインドフルネスアプリ、ノイズアプリ、睡眠ステージ対応の睡眠アプリ、睡眠時無呼吸の通知を装備。 バッテリーは通常使用時で最大18時間、低電力モードで最大36時間の駆動が可能。高速充電にも対応しており、約30分で最大80%の充電が可能なほか、15分の充電で最大8時間の通常使用、8分の充電で最大8時間の睡眠記録測定ができるとしている。本体には50mの耐水性能やIP6X等級の防塵性能を備える。
編集部:杉山康介