19年の時を経て…再びアーセナルのシャツに袖を通した“新戦力”メリーノ「人生は面白いね」
アーセナルへの加入が正式決定したスペイン代表MFミケル・メリーノが新天地での意気込みを語った。27日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。 【画像】アーセナルのユニフォームに袖を通した少年時代のメリーノ 21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルが待望の中盤補強に成功した。現地時間27日、レアル・ソシエダからメリーノの完全移籍加入が発表された。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約期間は2028年6月末までの4年間で1年間の延長オプションも付随。移籍金は総額3200万ユーロ(約52億円)の固定費に500万ユーロ(約8億円)のアドオンを加えた額になると報じられている。 前所属のレアル・ソシエダでは中盤の主軸として活躍し、公式戦通算242試合の出場で27ゴール30アシストをマーク。昨シーズンは欧州5大リーグで最多のデュエル勝利数(326)を記録したという。メリーノはそうした自身のプレースタイルについて「それが僕のプレーの大きな部分を占めているし、性格を表していると思う」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。 「すべてのボールを奪うために戦いたい。これは僕が若い頃に学んだことだ。すべてのデュエルに勝つことは約束できないが、100パーセントの力ですべてのボールを奪い合うことは約束できる。自分のことをそう表現するのは難しいが、僕は努力家であり、良いチームメイトだと自負している。ボールを持っていても持っていなくてもチームのために働くのが好きなんだ。そして、常にゲームの集団的側面について考えているよ」 今夏にはラ・リーガの強豪からの誘いもあったとされるメリーノだが、最終的には異国の地で“同胞”のミケル・アルテタ監督とともに戦うことを決断した。アーセナル加入の決断については「自分の願望に合わないクラブには移籍しない。僕が望むのは成長し、勝ち、夢を叶えることだ。このクラブには同じ精神があると思っている」と強調しつつ、次のように明かしている。 「ミケルと会って、彼らの仕事ぶりについて聞いたんだ。僕とは完璧な組み合わせだと思ったよ。とても刺激を受けたのはこのクラブがやり続けていることだ。ハングリー精神を持ち続け、決して諦めない。僕はここに来て目標を達成するのを手伝いたいと思っている。明らかに素晴らしいチームだし、素晴らしい選手層だ。そして素晴らしい施設とスタッフに囲まれている。今年は一緒に大きなことを成し遂げられると良いね」 そんなメリーノはアーセナル加入発表直後に自身の公式SNSにて4枚の写真を公開。そこには加入時の宣材写真とともに、赤いユニフォームを身に纏った2005年当時の自身の姿が映し出されていた。メリーノはこのことについて「人生は面白いね。ある休日、両親がアーセナルのユニフォーム一式をプレゼントしてくれたんだ。僕は大喜びして、プロになったかのように写真を撮ったことを覚えている。ビッグクラブでプレーするという夢が実現し、20年前の写真から人生が今こうして動いているなんて面白いよね」と語った。
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