思わず言葉を失った意外過ぎるクルマ 40選 後編 どうしてこんなコトを…
フォルクスワーゲン・トゥーラン他、ディーゼルゲート事件(2015年)
世界で最も最も堅実な自動車会社の1つであるフォルクスワーゲンが、自社のディーゼルエンジン車に「デフィートデバイス」を取り付け、排ガス試験時だけ窒素酸化物の排出量を減らしていたことが発覚し、自動車業界は根底から揺さぶられた。 さらに調査を進めると、他のメーカーも同様の手口を使っていたことが判明したが、「ディーゼルゲート事件」は依然としてフォルクスワーゲンとの結びつきが強い。フォルクスワーゲンはこの大事件により、罰金と和解金で約300億ユーロを支払い、経済的にも評判の面でも大きなダメージを受けた。
ポルシェ・ケイマン/ボクスター(2016年)
現行世代では、ポルシェのミドシップスポーツカーはおおむね高い評価を得ている。しかし、2.0Lと2.5Lの4気筒エンジンを搭載するというニュースは物議を醸した。 4気筒エンジンのサウンドはかなり真っ当で、同じレイアウトの高性能なスバルともまた異なる味わいがあるが、ポルシェらしいサウンドではなかったため、多くの人々を困惑させた。
ベントレー・コンチネンタルGTスーパースポーツ(2017年)
初代から8年後に発表された第2世代コンチネンタルGTスーパースポーツでは、6.0L W12エンジンの出力を710psに引き上げた。ベントレーが発表した数値によると、最高速度336km/h、0-100km.h加速3.4秒、コンバーチブルの場合は330km/hと3.7秒になる。 問題は、軽量化を目指したとはいいながらも車重は2.3トンもあり、車名のようなスーパースポーツカーではないということだった。我々は「伝統的なベントレーを超パワフルにしたようなものだと考えてみては」と提案している。
キング牧師を使ったラムの広告(2018年)
2018年2月4日のスーパーボウルLIIで放送されたラム1500の広告は、ちょうど半世紀前にマーティン・ルーサー・キング牧師(1929-1968)が行ったスピーチ「ドラム・メジャー・インスティンクト」を引用するものだった。これを観た人々からは批判の声が噴出する。 キング牧師はスピーチの中で自動車購入について批判的なコメントをしているが、ラムはおそらく彼の言葉を都合よく解釈し(誤解し)、引用したのだと思われる。結果として米国中で大炎上してしまったが、ラムは何を考えてこの広告を制作したのだろうか? いずれにせよ、広告で注目を集めたことは確かである。