インフラ不足解消へ、住宅向けEV充電器設置用ポール、不二サッシと積水ハウスが共同開発
不二サッシと積水ハウスは11月1日、電気自動車(EV)の充電器設置用ポールを共同開発したと発表した。 【画像全2枚】
このポールは、積水ハウスの賃貸住宅シャーメゾンと戸建住宅向けに設計されている。
EVの普及は、自動車の電化による脱炭素化への貢献と、蓄電池としての利用による光熱費削減などの利点がある。今回開発されたEV充電器設置用ポールは、不二サッシの「サステナビリティビジョン2050」が示す方針に沿ったものだという。
シャーメゾンEV充電器設置用ポールの特徴は、1本のポールでコンセントを1個付けと2個付けの2タイプを用意している点だ。これにより、効率的にEV充電器設置用ポールを配置することが可能となる。
両社は、今後増加するEVニーズに対応するとともに、EV充電インフラ不足の解消に寄与することを目指している。出荷開始は2024年12月を予定しており、年間販売目標は8000セットに設定されている。
この共同開発は、自動車業界の電動化の流れに合わせ、住宅分野でのEV充電インフラ整備を加速させる取り組みだ。住宅メーカーと建材メーカーの協力により、より多くの住宅でEV充電が可能になることで、EVの利便性向上と普及促進につながる可能性がある。
レスポンス 森脇稔