2019年の日本ダービー馬ロジャーバローズが8歳で死す、浜中「あまりにも急だったのでショックを受けています」
JRAは25日、2019年の日本ダービーを制したロジャーバローズ(牡)が同日死んだと発表した。8歳だった。 父ディープインパクト、母リトルブックの同馬は栗東・角居厩舎所属で、18年8月に新潟でデビュー(新馬戦1着)。クラシックは皐月賞への出走はかなわなかったが、浜中との新コンビとなった5戦目の京都新聞杯で2着に入り、ダービー出走にこぎつけた。僚馬サートゥルナーリアが1番人気となった本番は12番人気だったが、2番手から抜け出して勝利を挙げた。 秋は凱旋門賞へ向かう予定で調整されていたが、右前屈腱炎を発症して引退した。通算成績は6戦3勝。 引退後、種牡馬となり、北海道新ひだか町のアロースタッドと同浦河町のイーストスタッドで供用されていた。現3歳世代が初年度産駒で、オーキッドロマンス(牡3歳、美浦・手塚)は23日のパラダイスSを勝った。 ▽株式会社ジェイエス(ロジャーバローズを繫養していたアロースタッドを経営)「初年度産駒から勝ち馬が出たばかりタイミングで、これからますます活躍が期待されていたこともあり、大変残念です。残された産駒たちが父の遺志を引き継いで、競馬場で活躍してくれることを祈っています」 ▽浜中俊騎手(ロジャーバローズで日本ダービーを制覇)「あまりにも急だったので驚きましたし、ショックを受けています。ダービー制覇という、僕にとって、とても大きな夢をかなえてくれた馬ですし、これからもずっと、強く印象に残り続けていくと思います。とても残念ですが、残された産駒の中から、多くの活躍馬が出てほしいです」
中日スポーツ