「ポジティブすぎて、鬱になった女性」の苦しみの正体…そのモヤモヤの「危険信号」はこうして見抜く
「あの子ばっかり〇〇してずるい」 「すべて完璧にこなしているのにまったく報われない!」 【マンガ】母の再婚相手から性的虐待を受けた女性が苛まれる「罪悪感」 毎日このようなモヤモヤした思いばかりにとらわれてしまい、生きづらさを感じている人は多い…。 では、どうすればこのくるしい感情をなくせるのか――。7000人以上のモヤモヤを解決してきた人気マインドトレーナーが、感情を整理し、スッキリさわやかな自分で日々を過ごすための考え方を伝授する。
モヤモヤの原因とは?
モヤモヤの放置ほど危険なモノはありません。 地味に、だけど、確実に私たちの毎日をじわじわと苦しめていきます。 日々をスッキリ過ごしたいのに、そうはさせてくれない。違和感満載で胸の真ん中に重く居座っている、いや~な存在感。 では、そのにくたらしいモヤモヤの正体は何でしょうか。 それは、“あなたが持ち続けている未処理の感情”です。 モヤモヤしているということは、本当の自分が「未処理の感情があるので 気づいて!」と教えてくれているサインなのです。 やっかいなのは、その肝心の“未処理の感情”の整理方法がわからないこと。だから先送りしたり、間違った方法で乗り越えたつもりになったりしている人が多いのです。私はそのような方たちをたくさん見てきました。 では、どうすればいいのか――。 モヤモヤの正体である“未処理の感情”と正しい向き合い、モヤモヤを解消されたクライアントさんの事例を紹介しましょう。 未処理の感情を抱えたまま、ポジティブ思考や感謝ワーク(ありがたいと思えることを探して感謝する・自分にとって嫌な相手にも感謝するなどのワーク)をしていてもさして意味はありません。 数十年間、ありとあらゆるチャレンジを前向きに頑張りすぎた結果、鬱になってしまった方がいます。クライアントの小島和美さん(仮名)です。
ポジティブ思考の思わぬ弊害…
「マイナスな言葉は絶対に口にせず、いいことを見つけ、とにかく感謝する!」 「最高の理想をイメージして、そうなるよう願いながら日々過ごす!」 和美さんは、そんなポジティブな女性でした。 いつも笑顔で、身なりはもちろん家の中まで美しく、周りからは素敵な人だと評価されていましたが……。なぜか突然、鬱になってしまいました。 より幸せになりたくて、もっと素敵な自分になりたくて、ずっと頑張ってきたのに「何かがおかしい!」。そう気づいて、なかばパニックになりながらご相談にこられたのです。 …つづく<ポジティブすぎて「鬱になった女性」、そのモヤモヤの《本当の原因》…周囲の目線と「嫌われない自分」という評価の思わぬ落とし穴>では、モヤモヤの正体をつきとめ、そこから解放されすプロセスをお伝えします。
田中 よしこ(マインドトレーナー)