21年プリンシパルS覇者バジオウが現役引退「いつの日かバジオウの誘導でダービーに」田中博師
21年のプリンシパルSを制したバジオウ(牡6、田中博)の現役引退が決まった。8日、田中博康厩舎の公式X(旧ツイッター)アカウントで発表された。今後は東京競馬場で誘導馬を目指す予定。 管理した田中博師は「開業前からお世話になっている鈴木剛史オーナーの馬で、初めてダービーにも連れていってくれました。重賞を勝たせてあげることはできませんでしたが、オープンで頑張ってくれて感謝しかありません。この後は東京競馬場での誘導馬を目指すことになっています。いつの日か、お世話になっている鈴木剛史オーナーの所有馬で、バジオウの誘導により、ダービーに出走することを夢見て、また、それを実現できるように努力していきます。ファンの皆様もバジオウが東京競馬場で誘導馬デビューした暁には、ぜひとも会いに行ってやってください。ここまで応援いただきありがとうございました。また、多くの皆様に応援してもらえるような馬を育てていければと思っています」とコメントを寄せている。 同馬は父がルーラーシップ、母がフローレスダンサーという血統。祖母が桜花賞馬ダンスインザムードで、そのきょうだいにエアダブリン、ダンスパートナー、ダンスインザダーク、近親にスズカマンボ、フェデラリスト、スマートロビンなどの活躍馬がいる。通算成績は19戦3勝。先月28日のブリリアントS13着がラストランになった。馬名の意味は「馬事王」。