NASA宇宙飛行士の地球帰還一段と延期、来年3月下旬以降に
[18日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)は、宇宙飛行士のスニ・ウイリアムズ氏とブッチ・ウィルモア氏の地球への帰還はさらに遅くなり、早くて来年3月下旬以降だと発表した。当初の予定では8日間のはずだった国際宇宙ステーション(ISS)滞在が、9カ月を超えることになる。 ウイリアムズ氏とウィルモア氏は6月に米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」による有人飛行試験でISSに到着。スターライナーのカプセルが地球への帰還に適切ではないと判断されたため、帰還時期が来年2月まで8カ月延期されていた。 NASAによると、両氏は、米宇宙開発企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」で9月にISSに到着したNASAの宇宙飛行士、ニック・ヘイグ氏とロシアの宇宙飛行士、アレクサンドル・ゴルブノフ氏とともに4人でのミッション完了後、現時点の予定では3月下旬に帰還する見込み。4人の具体的な帰還日は明らかにしていない。 NASAは今回の延期の理由として、チームにクルードラゴンでの新たなミッションの処理を完了するための時間が必要だと説明した。