飲酒トラブルで波紋の吉沢亮へ 主演映画の原作作家がエール「真摯に向き合い、また素晴らしいお芝居を」
作家の五十嵐大さんが2025年1月8日、自宅マンションの隣室に無断で侵入し、警視庁から事情聴取を受けたとして波紋を広げていた俳優の吉沢亮さんについて、Xで思いをつづった。 【画像】「吉沢亮さんのお芝居は素晴らしいものでした」実際のX投稿 ■主役演じた吉沢さんに「吉沢さん以外には考えられなかったとさえ思います」 五十嵐さんは、視聴覚障害の両親を持つ「CODA(Children of Deaf Adults/コーダ)」として生まれ育つ。子どもが通訳役をつとめたりするなど、親をサポートする立場になることが多く、負担がかかってしまうという。 吉沢さんは、五十嵐さんの自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』を原作とする映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の主人公・五十嵐大役を演じていた。 吉沢さんを巡っては、所属事務所・アミューズが1月6日、吉沢さんに関する報道について公式サイトで言及。24年12月30日、吉沢さんが自宅マンションに帰宅した際、酒に酔って隣の部屋に入ってしまったと事実を認めた。 五十嵐さんは8日にXで、同作で五十嵐さんの母親を演じた忍足亜希子さんが「第38回高崎映画祭」の最優秀助演俳優賞に選ばれたことを受け、祝福のメッセージをつづった。一連のポストのなかでは「同時に原作者として言っておこうかなと思うんですが」として、主人公を演じた吉沢さんにも言及した。 「『ぼくが生きてる、ふたつの世界』での吉沢亮さんのお芝居は素晴らしいものでした。出自に葛藤し、ときに自暴自棄にもなってしまう瞬間を見事に表現されていて、感謝しかありません。吉沢さん以外には考えられなかったとさえ思います」
「きちんと反省を促し、見守ることかな」
今回のトラブルを受け、「なので、今回の事件は残念なことではありますが、やってしまったことと真摯に向き合い、また素晴らしいお芝居を見せてほしいと願っています。それに作品の価値は変わらないとも思っているので、今後も応援し続けたいです」とエールを送った。 「反省して、罪は償わなきゃいけないですよ。ただ、やり直しの機会はちゃんと与えられるべきだとも思います。頑張ってほしい...!」 応援する側の心構えについて、「ぼくも吉沢さんのファンになったから思うんですけど、ファンがいますべきことって、『あれくらい良いじゃないか』と擁護することではなく、きちんと反省を促し、見守ることかなと。酔った男性が家に入ってくるって、ふつうに怖いですからね...。なので、被害者の恐怖を矮小化せず、応援したいです」とつづっている。