初心者にもおすすめ!絶景の紅葉が楽しめる登山、茨城・袋田の滝と月居山(つきおれさん)【見頃|11月中旬~11月下旬】
近年のアウトドアブームを受け、登山やハイキングへの関心も高まっている。そこで今回は紅葉シーズンをテーマに、登山地図GPSアプリ「YAMAP」の開発・運営などを行っている株式会社ヤマップに、山歩き初心者におすすめのスポット・見頃を教えてもらった。 見頃はいつ?2024年の紅葉見頃時期予想【東日本編】 都会のイチョウ並木が黄色く染まる秋。山では色鮮やかな紅葉がお出迎え。本格的な山登りの装備がなくても、スニーカーで絶景の紅葉を堪能できる場所は関東にもたくさん!今回は、日本三名爆・袋田の滝を山から楽しめる「茨城・袋田の滝と月居山」の紅葉をご紹介。 ■紅葉おすすめコース/茨城・袋田の滝と月居山【見頃|11月中旬~11月下旬】 日本三名爆・袋田の滝を別角度から望める贅沢も 那智の滝(和歌山)・華厳の滝(栃木)と並んで日本三名瀑に数えられる袋田の滝。高さ120メートル、幅73メートルを四段に流れ落ちる絶景は「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、国の名勝や恋人の聖地にも認定されている。 通常は袋田トンネルと呼ばれる施設からの観賞。南側にそびえる月居山(403メートル)を周回する登山道からは、真横から滝をながめられる場所も。 スニーカーで楽しめる山を紹介するにあたって定めた、上りの標高差が選定基準の300メートル以下をやや上回るが、月居山の全山が紅葉に染まる絶景スポットのため、その人気を考慮して紹介を決定。山中に点在する観音堂や鐘撞堂とモミジのコントラストや、標高や日当たりによって色づきが異なる木々の色彩の階調を楽しみながら、ゆっくりと歩いてほしい。 写真提供/YAMAPユーザー:NBさんの活動日記より 「月居山 周回コース」の紅葉時期、歩行時間 都道府県:茨城県大子町 例年の見頃:11月中旬~11月下旬 歩行時間:2時間30分 歩行距離:3.7キロメートル 上り:405メートル 消費カロリー:351キロカロリー アクセス:常磐自動車道・那珂ICより袋田滝本町営第一無料駐車場まで車で約50分 ■スニーカーで行ける山とは? 「山を歩く」というと色々な装備が必要では?と思うかもしれないが、今回紹介するコースは登山靴や大きなザックは不要。歩きやすいスニーカーで楽しめる、絶景ハイキングコースを厳選した。 選定基準は以下の通り。 ・歩行時間:30分~3時間程度 ・歩行距離:0.5キロメートル~5キロメートル程度 ・上り標高差:300メートル以下 ・最高到達地点標高:2500メートル以下 ※一部、上記基準を超えるコースもある。 ※天候の急な悪化に備え、雨具や防寒具、飲み物なども忘れずに。明るい安全な時間帯に歩くように心がけよう。 ※コース選定に際しては「天気の良い日」にスニーカーで歩けることが基準。雨の日、積雪期は向いていないコースもあるので要注意。また、各山には複数のコースがあるが、今回紹介している「スニーカーハイク」推奨のコースに限定して、自然を傷つけないように歩くようにしよう。 さらに、多くの人が歩いている人気コースであるという点も加味。登山地図GPSアプリ「YAMAP」のユーザーの活動データ(集計期間:2022年9月~12月)をもとに、訪問者数の多かった人気の山・コースを中心に選定。 スニーカーは履き慣れたものであれば基本的にはOK。ただし舗装されていない土や岩の上やぬかるみでは、ツルツルの靴底だと滑りやすくて苦戦することも。グリップが効く溝がしっかり刻まれた靴底かどうか確認しておこう。 ※カロリーは総荷重で決まる。ここでは体重50キログラム+荷物キログラム=55キログラムを想定して計算。 ※ハイキングに出かける際は、自治体やビジターセンターなどが発信している最新の情報を入手し、必要な装備を揃え、安全に楽しもう。また、紙地図や登山ナビゲーションアプリを活用し、道迷いを予防しよう。 ※紹介しているコースは舗装されていない場所を歩くケースも多く、雨後のぬかるみなどお足元には注意しよう。