生成AIグラビアをグラビアカメラマンが作るとどうなる?第20回:MシリーズMacでもComfyUI+フロントUIが動く!ComflowySpaceの使い方(西川和久)
ComfyUI使ってみたいけど…。
この連載では、これまで3回にわたってComfyUIのインストール、設定、カスタムNode、そしてWorkflowのことを書いてきた。記事を見て実際に動かして頂いているのなら嬉しい限りだ。 生成AIグラビア写真集 ただ「最新技術に即対応するので、やってみたいのは山々だけど、あのUIが何ともとっつき難い」と言う話をよく聞く。また「うちはMacなので…」との声も。 Macは写真や画像編集に使うことが多く、生成AI画像もMacで動かしたい。ただM1 / M2 / M3内蔵のGPUは内蔵のiGPUとしては速いのだが、流石に何万円もする外付けのdGPUには勝てない。結果無理に動かしても遅くストレスが溜まる。 この2つを何とかするのが、今回ご紹介するComflowyspace。見た目のとっつき難さは軽くフロントUIでデコレーションして改善したうえ、WindowsとmacOSに対応だ(Ubuntuは未対応)。 Mシリーズ搭載Macでのスピードアップは、高速なModelの SD 1.5 / LCM Modelを使うことで解決する。
Comflowyspace
まず特徴的な画面を見ていただきたい。Workflowの部分はそのままだが、他の部分が結構フレンドリーになっているのが分かる。 2番目はComfyUIそのもの。ただ右にPrompt, Negative Prompt, CheckpointやKSamplerの設定などのパネルがあり、カスタムNodeを直接触らずにすむ。 筆者の場合、特にPromptはカスタムノードで入力しようとすると文字が小さく、毎回拡大していたが、これならそのまま入力可能だ。 ズームの±ボタンが左下にあるのもありがたい。と言うのも筆者は普段Mac(MacBook Pro 14/M1 Pro, 16GB, 512GB)を使っており、モニタ接続の2画面、マウスも純正のを使っているのだが、画面のズームはマウスの背面を指でなぞる。が、いい位置にピタッと止まらずイライラすることがしばしば。この±ボタンがあれば一撃で決まる。 TemplatesはDefault Workflowに加え、LoRA対応、Upscale、Inpaint/Outpaint、ControlNetなどが用意してある。 テキストから画像生成なのか、アップスケールなのか、画像の一部を書き換える Inpaintingなのか等、アイコンで分かりやすく表示しており、やりたいことから簡単に選べる。 Workflowを探すことなく、ここから即使えるようになり、入門向けとしてもピッタリ!
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