生成AIグラビアをグラビアカメラマンが作るとどうなる?第20回:MシリーズMacでもComfyUI+フロントUIが動く!ComflowySpaceの使い方(西川和久)
Modelsも人気どころが並んでいる。ただ選択するとブラウザが開き単にダウンロードするだけ。もう一工夫欲しいところか。ダウンロードしたModel自体は、このModels画面右上に[Model Folder]があるので、開いて該当するところへコピーする。 Extensionsも無骨なComfyUI Managerとは違って分かりやすくなっている。Tutorialsは英語。ここは仕方ないところか。いずれにしても素のComfyUIより分かり易い感じではないだろうか!?
インストールはWindowsもmacOSも簡単!
いかがだろうか?「これなら行けるかも!?」と思った方は是非試していただきたい。インストール方法は激簡単。 Windows版はzipなので解凍して出てくるexeを実行、macOS版はdmgなので何時ものアプリケーションへドロップする儀式を行えばよい。Updateは起動時、自動的に行われる。 起動するとセットアップが始まり、選ぶところがあるとすれば、すでにComfyUIを使っている時はそのフォルダを指定、無い時はComfyUIを入れるフォルダを指定する(指定したフォルダにComfyUIフォルダが作られる)。おそらく多くは前者だろう。 これでインストールされたアプリを実行すれば先の画面が出るはずだ。基盤となるModelとしてdreamshaper_8LCMが一本入っているのでとりあえず直ぐに生成は可能。但し日本人を含むAsia系は苦手。 またmacOSの場合は上記したようにdGPUほどはパワーがないため、軽量な高速化バージョンの SD 1.5 / LCM Modelを使う。筆者の環境で512x768が約12秒前後で生成できた。 Comflowy SpaceのModelsメニュー にはSD 1.5 / LCM Model へのリンクが無く、一覧からは選べないことに注意。 Civitai Models から、右上にある[Filters]をSD 1.5 LCMにセットしてModel (Checkpoint)を探して欲しい。 Asia系を含む日本人リアル系美女Modelでお勧めは Detail Asian Realistic v6.0-LCM。Sampler: LCM, Scheduler: sgm_uniform, Steps: 6, CFG: 2でリアル美女が出る。もちろんCUDAなWindows環境だとSDXLでも何でも生成可能だ。 なお、左下の歯車アイコン(設定)で、表記を日本語化したり、既にAUTOMATIC1111を使っている場合は、そのPATHを指定するとModelなどの環境を流用することも可能だ。 欠点としてはOSのUIで描画しているため、筆者のようにGPUの入ったPCをサーバーにして、同一LAN上のPCからWeb UIでアクセスすることは出来ない。どうしてもとなるとRemote Desktopを使うことになる。が、こんなケースはレアだろう(笑)。 少し操作して、これなら行けそう!となれば、本連載のバックナンバーをみつつ、いろいろ試して欲しい。
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