【公的年金等の源泉徴収票】1月8日から順次送付!何に使うもの?定額減税結果の確認にも活用を
2024年に実施された定額減税とは
定額減税とは、所得税が最大3万円・住民税が最大1万円減税されるという、2024年限定の施策です。 所得税の定額減税は6月支給分の年金から、住民税の定額減税は10月支給分の年金から行われました。 さらに、上限分が減税しきれないと見込まれる方には、別途調整給付金が支給されました。 これらの対象となった方は、公的年金等の源泉徴収票で結果を確認しましょう。
「国民年金・厚生年金」平均額は額面でいくらなのか
最後に、シニアが受け取る「国民年金・厚生年金」の平均月額について、公表されたばかりの厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より確認します。 ただし「年金から天引きされるお金」があることから、実際の振込額とは異なるという点に留意しましょう。 ●厚生年金の平均受給額 ・〈全体〉平均年金月額:14万6429円 ・〈男性〉平均年金月額:16万6606円 ・〈女性〉平均年金月額:10万7200円 ※国民年金の金額を含む 全体の平均額は14万6429円となりました。 ただし、下記のとおり個人差が大きいのが実態です。 ・1万円未満:4万4420人 ・1万円以上~2万円未満:1万4367人 ・2万円以上~3万円未満:5万231人 ・3万円以上~4万円未満:9万2746人 ・4万円以上~5万円未満:9万8464人 ・5万円以上~6万円未満:13万6190人 ・6万円以上~7万円未満:37万5940人 ・7万円以上~8万円未満:63万7624人 ・8万円以上~9万円未満:87万3828人 ・9万円以上~10万円未満:107万9767人 ・10万円以上~11万円未満:112万6181人 ・11万円以上~12万円未満:105万4333人 ・12万円以上~13万円未満:95万7855人 ・13万円以上~14万円未満:92万3629人 ・14万円以上~15万円未満:94万5907人 ・15万円以上~16万円未満:98万6257人 ・16万円以上~17万円未満:102万6399人 ・17万円以上~18万円未満:105万3851人 ・18万円以上~19万円未満:102万2699人 ・19万円以上~20万円未満:93万6884人 ・20万円以上~21万円未満:80万1770人 ・21万円以上~22万円未満:62万6732人 ・22万円以上~23万円未満:43万6137人 ・23万円以上~24万円未満:28万6572人 ・24万円以上~25万円未満:18万9132人 ・25万円以上~26万円未満:11万9942人 ・26万円以上~27万円未満:7万1648人 ・27万円以上~28万円未満:4万268人 ・28万円以上~29万円未満:2万1012人 ・29万円以上~30万円未満:9652人 ・30万円以上~:1万4292人 受給者数が100万人を超えるボリュームゾーンは、9万円以上~12万円未満と16万円以上~19万円未満となっています。 厚生年金は現役当時の収入が影響するため、年金額にも個人差が大きく出るという特徴があります。 続いて同資料より、国民年金の平均月額も見ていきましょう。 ●国民年金の平均受給額 【最新データ】国民年金の平均月額 ・〈全体〉平均年金月額:5万7584円 ・〈男性〉平均年金月額:5万9965円 ・〈女性〉平均年金月額:5万5777円 国民年金の平均は5万7584円です。 ・1万円未満:5万8811人 ・1万円以上~2万円未満:24万5852人 ・2万円以上~3万円未満:78万8047人 ・3万円以上~4万円未満:236万5373人 ・4万円以上~5万円未満:431万5062人 ・5万円以上~6万円未満:743万2768人 ・6万円以上~7万円未満:1596万6775人 ・7万円以上~:227万3098人 受給額ごとの人数を見ると、6万円以上~7万円未満が最も多く1596万6775人となっています。 多くの人は、満額に近い金額を受給できているようですね。