ハリス氏の大敗「バイデンのせいだ」…大統領選からの撤退遅れ、「過信とエゴ」に不満も
「任期の4年間がトランプ氏復活への道を開いたという事実から逃れることはできない。これが彼のレガシー(政治的遺産)だ」
バイデン米大統領の演説
200年を超える間、米国は、世界史上最も偉大な自己統治の取り組みを続けてきた。誇張ではなく事実だ。国民は投票で平和的にリーダーを選ぶ。我々のいる民主主義国では、国民の意思が常に優先される。
昨日、次期大統領に選ばれたトランプ氏と話し、彼の勝利を祝福した。平和的で秩序のある政権移行を確実にするために、私の政権が彼のチームに協力することを約束した。それが米国民にとって適切なことだからだ。
ハリス副大統領とも昨日、話をした。彼女は人々を奮い立たせる選挙戦を展開した。彼女とチームは誇りに思うべきだ。
選挙戦は「未来像」を競い合うものだ。国民はどちらかを選び、我々はその選択を受け入れる。自分たちが勝った時だけ国を愛するというわけにはいかない。自分たちに同意してくれる時だけ、隣人を愛するというわけにはいかない。誰に投票したかにかかわらず、互いを敵としてではなく、同じ米国人として見ることを願っている。
米国の選挙システムの信頼性に向けられた疑念が解消されることも願っている。公正、公平で透明性があり、信頼に足るものだ。私は大統領としての責務を果たし、憲法を順守する。(次期大統領の任期が始まる)来年1月20日、平和的な政権移行を行う。
皆さんと多くのことを成し遂げた。1兆ドルを超えるインフラ(社会基盤)の事業は、人々の生活を変えつつある。我々はともに、米国をより良い国へと変えてきた。任期はあと74日だ。全ての日を価値のあるものにしよう。
人生において挫折は避けられないが、あきらめることは許されない。いかに早く立ち直るかだ。我々はこの戦いに敗れた。米国は、皆さんが立ち上がることを求めている。