輪島朝市描いた絵本、3月復刊へ 活気ある風景、生き生きと
能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の「輪島朝市」。かつての活気ある風景を生き生きと描いた絵本「あさいち」が3月6日に復刊される。地震後「復興を願って復刊してほしい」との声が出版元の福音館書店に寄せられていた。 「あさいち」は、月刊絵本「かがくのとも」の1980年1月号として刊行された。画家の故大石可久也さんが絵を担当。 「いかのしおから くろづくり。あじみしてみい、うめえだろ」…。70年代に大石さんや編集者が何度か朝市を訪れ、そこで見聞きしたやりとりが収められている。 売り上げの一部は義援金として日本赤十字社に寄付される。1冊1100円。