「今年の漢字」は“金“ パリ五輪、佐渡金山の世界遺産登録、自民党裏金問題など…“金”にまつわる出来事数多く【福井発】
福井テレビ
2024年も残すところあとわずかですが、元日の能登半島地震や夏のパリオリンピック、選挙などさまざまな出来事がありました。そうした中、一年間の世相を漢字一文字で表す恒例の「今年の漢字」が、12日に発表されました。 「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会がその年の世相を表す漢字一文字を一般から募集し、最も多かったものを発表するもので、12日は、京都府の清水寺で2024年の「今年の漢字」が発表されました。 応募のあった約22万票の漢字の中で「金」が1万2148票と最も多く、2024年の「今年の漢字」は「金」になりました。 2024年は、パリオリンピック・パラリンピックでの日本勢の「金」メダル獲得や、新潟県・佐渡金山の世界遺産登録、自民党の裏金問題、止まらない物価高騰など「金(きん)」や「金(かね)」にまつわる出来事が多くありました。 「今年の漢字」に「金」が選ばれるのは5回目で、東京オリンピック・パラリンピックが開催された2021年以来です。 2024年はどんな年だったのか、街行く人にとっての「今年の漢字」を聞きました。 高校2年生:「『楽』。部活とか友達と楽しく高校生活を送れた。(来年は)受験生なので、勉強と遊びを両立して頑張りたい」 徳島からの旅行客:「『楽』。年始から金沢の方で大変なこともあったけど、個人的には通して楽しいことが多かった。孫たちが元気に大きくなっていて、しゃべれるようになったりして、会うたびに楽しかった。来年は、災害で苦しんでいる人が、少しでも楽に楽しくなれるように復興していければと願っている」 兵庫からの旅行客:「『旅』です。北陸新幹線が延伸したので、いっぱい(旅に)行きたい。2024年は15回くらい旅した。来年も旅を楽しみたい」 3人の子を持つ母親:「『備』です。食費とかいろいろお金も上がってきて、上の子と下の子が進学したり保育園に通いだしたりするので“備える”にしました。(物価高を)めちゃめちゃ感じる一年でした。来年はこの物価高がもうちょっと収まって、生活しやすく子育てしやすい環境になるといい」 87歳の男性:「『挑』戦です。年齢が年齢ですけど足腰を強くして生きている間は杖をつかずに歩けるように挑戦したい。毎年が挑戦です」
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