他球団が欲しがっている!? セ・リーグのトレード注目野手(5)巨人の候補に挙がるのは…?
レギュラーシーズンの前半戦を終えようとしている2024年シーズンのプロ野球。そんな中、主力選手の故障離脱など各球団で多くのアクシデントが発生しており、今季もトレード可能期間である7月31日まで活発な動きが予想される。ここでは、他球団から注目される可能性を秘めたセントラル・リーグの野手を紹介したい。
増田陸
・投打:右投右打 ・身長/体重:179cm/88kg ・生年月日:2000年6月17日 ・経歴:明秀学園日立高 ・ドラフト:2018年ドラフト2位 プロ4年目に飛躍の兆しを見せた増田陸。しかし、現在は厳しい状況に追い込まれている。 明秀学園日立高では高校通算34本塁打をマーク。強打の内野手として評価を高め、2018年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団した。 しかし、プロ1年目から有鈎骨骨折と三角線維軟骨複合体損傷の手術を受けるなど、同年はファームでも試合に出場できず。2021年オフには育成契約となった。 それでも、プロ4年目の2022年3月11日に支配下復帰すると、同年に一軍デビュー。一塁手としてスタメン出場の機会を増やし、69試合の出場で打率.250、5本塁打、16打点とまずまずの数字を収めた。 しかし、さらなる飛躍が期待された昨季は開幕一軍入りを逃し、ファームでも76試合に出場しながら打率.229と低迷。さらに、シーズン中盤には左肘内側側副靭帯損傷と浅指屈筋損傷のケガに見舞われ、一軍昇格がないままシーズンを終えた。 プロ6年目の今季も、開幕二軍スタート。6月13日に一軍昇格を果たしたが、5打数0安打と結果を残せず、同24日に登録抹消となった。 ファームでも打率2割台前半にとどまっており、今のままでは巨人の内野布陣に割って入るのは厳しい。ポテンシャルを活かしきれないシーズンが続くが、2022年の成績を見ると、他球団でチャンスを与えたいと思える存在だ。
ベースボールチャンネル編集部