兵庫県知事選、17日投開票 稲村氏と失職の斎藤氏激戦
斎藤元彦前知事(47)の失職に伴う兵庫県知事選が17日投開票される。立候補したのはいずれも無所属の7人で過去最多。元尼崎市長の新人稲村和美氏(52)と再選を目指す斎藤氏が激しく競り合う展開になっている。知事失職につながった疑惑告発文書問題や県政運営への評価が主な争点。主要候補は16日、選挙戦最終日の訴えに臨んだ。 【写真】選挙戦で訴える政策を発表する前兵庫県知事の斎藤元彦氏
文書問題で県議会全会一致の不信任決議を受けた斎藤氏は、告発した県幹部への処分などに問題はなかったとの考えを選挙戦でも強調。交流サイト(SNS)での情報発信にも力を入れる。16日はJR尼崎駅前などで「改革を止めるわけにはいかない。もう一度県政を担わせてもらいたい」と支持を呼びかけた。 稲村氏は同日、神戸・三宮の中心部などを回り「分断と対立の兵庫県にはしない。対話と信頼で連携できる県にしたい」と訴えた。 他の立候補者は、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏(50)、共産推薦の医師大沢芳清氏(61)、政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏(57)、レコード会社社長福本繁幸氏(58)、ニュース分析会社社長木島洋嗣氏(49)。