「スタミナ豚ばら丼」は幸せなパワーに溢れるPA飯だった 首都高「市川PA」
混雑も少なく食事が美味しい、実は穴場のPAだった
首都高速道路の「市川PA」は、2020年にリニューアルオープンした比較的新しい施設です。店内は明るく、フードコート(営業時間:6時30分~20時)も綺麗で混雑も少なく、バイクで立ち寄るのに気に入っているPAのひとつです。 【画像】首都高「市川PA」のスタミナPA飯を画像で見る(8枚)
ここの魅力はなんと言ってもご飯が美味しいこと! 大概美味しい店は何を食べても外さないものです。過去には昭和感溢れる味わいの「ナポリタンカレー」や、爽やかな冷やし系ラーメン、丼からはみ出したあなご天丼などをいただきましたが、そのどれもが美味しく、たいへん満足できるものでした。 そして今回、夕食時に訪れて注文したのは、いままで食べてきたメニューの極め付けだったかもしれません。「スタミナ豚ばら丼」(950円)です。 ビタミンが多く含まれる豚肉、にんにく、そして生卵を加えたら、それはもうスタミナ抜群なのは想像できますが、感動したのはその味でした。この手のメニューは、他のPAや食堂でも食べられますし、関東では有名なチェーン店もあります。そんな中でもトップクラスに入る美味しさでした。 まず肉が柔らかい! 味付けは割と濃いめでガツンときますが、無理矢理にんにく味にしている感じではなく、とても食べやすいのです。そして細切りピーマンと玉ねぎが、食感や味覚の良いアクセントになっています。 「そう言えば、ここで美味しいナポリタンを食べたことがあるな」と思い出しました。このピーマン&玉ねぎは、なぜか美味いナポリタンを想像させてくれたのでした。
丁寧に卵黄の分離器も添えられてきましたが、今回は使わずに、生卵を豚肉の上にポトンと落としてかき混ぜていただきました。 もうひとつのポイントは豚汁です。具材が沈んでいたのでただの味噌汁だったと思っていたのですが、ミニサイズの豚汁でした。こちらは少し薄めの味付けで、丼の最高のパートナーでした。 漬物も過剰な量ではなく、塩分を取りがちなメニューなので、全体的なバランスも良かったと思います。 券売機のメニュー写真には、「にんにくを食べた時はりんご100%ジュースを飲むと良いらしい」と書かれています。疲れた時の食事のオススメ情報でした。 その下には「背徳の豚アブラそば」(950円)があり、こちらは麺1.5玉盛の汁なし麺とのこと。かなり気になるので、いつか食べてみようと思います。
バイクのニュース編集部