エア・ドゥとソラシド持株会社、通期下方修正 純利益44.9%減26億円=24年4-9月期
エア・ドゥ(ADO/HD)とソラシドエア(SNJ/6J)の共同持株会社「リージョナルプラスウイングス」の2024年4-9月期連結決算は、純利益が前年同期比44.9%減の26億6500万円となった。2025年3月期の業績見通しは、営業収入と営業利益、経常利益をそれぞれ下方修正した。 【写真】エア・ドゥの歴代制服フライト 営業収入は3.4%増の532億5600万円、営業利益が42.1%減の27億1800万円、経常利益が42.6%減の26億3000万円、営業利益率は4.0ポイント低下の5.1%、営業費用は37億4400万円増の505億3700万円だった。また、9月末時点の自己資本比率は3月末から0.3ポイント低下し、23.0%となった。 2025年3月期の業績見通しは、旅客需要が回復する一方、物価高騰や円安、原油高など大幅なコスト増加基調をたどることから、前回5月29日発表から営業収入と営業利益、経常利益をいずれも下方修正した。営業収入は当初見通しから16億円下方修正し1056億円、営業利益は16億円(21億円下方修正)、経常利益は13億円(19億円下方修正)で、営業利益率は1.5%(2.0ポイント下方修正)を見込む。今回の見通しでは、純利益の予想は開示していない。 リージョナル社は2022年10月3日設立。エア・ドゥとソラシドの筆頭株主はともに日本政策投資銀行(DBJ)で、両社は事業会社として持株会社であるリージョナル社の傘下だが、経営の独立性は維持している。
Yusuke KOHASE