恋愛タイプを将棋に例えたら? 西山朋佳女流三冠ら女流棋士が回答
将棋の西山朋佳女流三冠=白玲、女王、女流王将=が4日、東京・墨田区で行われた両国将棋センター主催の「新春特別イベント」に出席し、女流棋士の鈴木環那女流三段、山根ことみ女流三段、武富礼衣女流初段、小高佐季子女流初段とイベントを楽しんだ。 同イベントではトークコーナーもあり、観客からの質問を募集。「恋愛タイプを将棋に例えたら?」という質問では、女流棋士たちのそれぞれの恋愛観が垣間見えた。 武富は「私は自分の棋風通り、4枚穴熊に組みますね。持久戦ですね。じっくりと」と慎重な様子。 これに鈴木は「この流れで『私は(攻撃的な)居玉です』とはいえなくなった(笑い)10代、20代、30代といろいろ変わっていきますよね…」としみじみ語りながら、「美濃囲いぐらいにしときましょう」とバランスの良い囲いをチョイス。 続いて回答権が回ってきた西山は「じゃあ、ミレニアムにしときます」と回答。「堅い、堅い!」と周囲からつっこみが入ったが、「でもなんか…急所を押さえたら弱いというか…」と照れた様子で続け、女流棋士たちは盛り上がった。 棋士の本田奎六段と結婚している山根は「ちょっとリアルですよねなんか…」としながら「持久戦で、端攻めで…」と答え、「端攻めって何!?」と武富からつっこみを受けた。小高は「武富さんが恋愛の師匠なんですけど。まだ恋愛初心者なんで、棒銀…」と話した。 西山は女性初の棋士へあと1勝としている棋士編入試験第5局に22日に臨む。「本日もたくさんの方々に応援の言葉をいただきました。本当にありがとうございます。力に変えて、頑張りたいと思っていますので、今年も応援いただければと思います」と穏やかな表情で思いを語った。新春らしく終始華やかで穏やかなイベントだった。(瀬戸 花音)
報知新聞社