「22歳のハシモトは明らかに落胆していたが…」英メディア、体操・橋本大輝のパリでの紆余曲折に脚光「アスリートは立ち直った」とロス五輪へ期待の声も
パリ五輪の体操男子で日本は団体、個人総合の2種目で金メダルに輝いた。団体では2大会ぶりに王座に返り咲き、個人総合は20歳の岡慎之助が頂点に登りつめ、日本の五輪4連覇が成し遂げられている。 【PHOTO】最後まで諦めず掴んだ2大会ぶりの金メダル!パリ五輪体操・日本男子団体の演技を厳選ショットで一挙公開! その中で、東京大会の金メダリスト、橋本大輝も「体操ニッポン」のエースとして存在感を放った。今大会では、あん馬で落下するシーンもあったものの、団体戦では最終種目の鉄棒で見事な演技を見せ、日本の金メダルを決定付けた。その2日後に行なわれた個人総合を6位という成績で終えると、チームメイトのパフォーマンスに賛辞を送りながら、ポジティブなコメントも残していた。 その橋本の今大会での表情、競技後に語った言葉などを、英メディア『inside the games』が大きく取り上げて報じている。 現地時間8月1日、同メディアは「落下により王座を失ったハシモト、ロサンゼルスへ」と銘打った特集記事を配信。その中で、個人総合の演技を振り返っており、「オリンピックチャンピオンは、前日の団体決勝と同じようなアクシデントに見舞われた。あん馬で彼はルーティンの流れを失い、器具から落ち6位に終わった」と説明している。 その上で、「22歳のダイキ・ハシモトは明らかに落胆していたが、将来への希望を弱めることはしなかった。このアスリートはすぐに立ち直り、シンノスケ・オカとともにロサンゼルス2028に前向きな見通しを示した」と回想。 さらに、橋本自身のコメントを紹介しており、「日本体操界の国内レベルが向上したことで、新しい未来が開けた」と語っている他、「岡は怪我を乗り越えてこの大会に出場した。次のオリンピックで一緒に戦えるように、私もレベルアップしていきたい」として、4年後への意欲を示していたことなどを紹介している。 加えて同メディアは、「彼の活躍は、日本チームが中国に僅差で勝利する上で極めて重要だった。ハシモトの鉄棒で最後の勝利を決めたのだ」と団体戦でのパフォーマンスを強調。王座奪還を果たした戦いでの貢献度を称えた。 また記事では、橋本が「この大会は、後悔のない大会でした」と述べた言葉も記されている。現在22歳、まもなく誕生日を迎える橋本は次のオリンピックで再び頂点を競うに十分な年齢でもあるだけに、今後の4年間の活躍にもさらに注目が集まるだろう。 構成●THE DIGEST編集部
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