有権者の手に投票依頼記入疑いも 衆院選で7人逮捕・書類送検 大阪
大阪府警は6日、10月の衆院選で5件計7人を公職選挙法違反容疑で逮捕・書類送検したと発表した。同法に基づく警告は33件で、府警は同日付で「選挙違反取締本部」を解散した。 逮捕者は3人。選挙運動の見返りに報酬を支払ったとして太子町の辻本馨町議(55)を買収容疑、候補者に暴行を加えた池田市の男性(52)と選挙ポスターをはがした豊中市の男性(36)の2人を自由妨害の疑いで、それぞれ逮捕した。 有権者の手に特定の候補者に投票するようペンで記入した大阪市鶴見区の女性(64)や、特定の政党への投票を求める文書や現金を複数人に送った府内の70代女性ら計4人を書類送検した。警告は前回衆院選(2021年)から20件減り、選挙ポスターを公道に掲示するなどの文書掲示違反が22件で最多だった。【川地隆史】