6月、都知事選で「一糸まとわぬポスター」騒動のグラドルに聞いた「公共の場で脱ぐ女性たちをどう思う?」
■ほうれん草とイチゴ作り……泥にまみれる日々
そんな桜井さんは、自身のキャッチフレーズである「世界一何でもするギャル」のもと、新たなスタートを切っていた。 「もともと、ミスコンクイーンとして社会的責任があると考えていて、人の役に立つ事がしたいと言う思いがありました。CO2削減のため、本当は山に木の苗を植えたいと思っていましたが、ハードルが高すぎたためシェア畑に辿り着きました。 実際の畑作りで、初めて鍬を使って耕しました。土ってこんなに固いんだ、重たいんだ! と実感しました。今、ほうれん草とイチゴを作っており、これからは土壌改善できる豆類、えだまめ、そら豆などを作っていきたいです。収穫した野菜はライブ会場でファンの方に販売し、売り上げは国連のユネスコなどに寄付したいと思っています」 最後に桜井さんは、ポスター騒動について再度謝罪の言葉とともに、誹謗中傷についても私見を述べた。 「お騒がせしました事、とても反省しております。ですが、バッシングを受けた当事者として言わせていただきたい事があります。当時の炎上は、燃え上がると言うより、私にはいろいろな大きさの雹(ひょう)がぶつかってきているように感じました。 もしかしたら今後も私のように、何か失敗をしてバッシングをされてしまう方が出てくるかも知れません。その時は炎上して皆で一斉に叩くような事がなくなることを願っています」 桜井MIU(さくらい・みう)5月29日生まれ。グラビアアイドル・レースクイーンとして活躍。幼少期をインドネシア共和国ジャカルタで過ごす。高校時代は、中心市街地活性化政策(TMO事業)に参加し、地元商店街の復興会議に参加し、街づくりに興味を持つ。その後、大学では現代社会学部で学び、経営学検定初級・秘書検定2級・漢字検定2級を取得し、卒業後はフィジー共和国に留学。社長秘書などを経て、スカウトされモデル・レースクイーンなどの世界へ。現在は、芸能活動のほか、ボランティア団体主催のゴミ拾いへの参加や農業など、幅広く事業を行っている。
白川ちひろ