JAL、マイル期限5年に延長 非航空系強化で「無制限」も拡大
日本航空(JAL/JL、9201)は、搭乗実績に加えて自社のクレジットカードなど非航空系サービスの利用でもたまる「Life Status(LS)ポイント」が2025年1月で1周年を迎えることから、特典を一部拡充し、記念キャンペーンを展開する。マイルの有効期限は60カ月間(5年間)に1月から延長し、無制限になる会員ステータスも拡大する。 【写真】JAL初の個室となったA350-1000のファーストとビジネスクラス マイルの有効期限は1月から変更。ポイント数に応じた6段階の「Starグレード」のうち、現在は「JGC Five Star(5スター)」と最上位「JGC Six Star(6スター)」の会員が無期限、「JGC Four Star(4スター)」以下は36カ月間(3年間)の有効期間となっているが、変更後は4スター以上を無期限、「JGC Three Star(3スター)」以下は60カ月間(5年間)に延長する。このうち、3スター以下の新たな有効期限は、1月以降にたまるマイルが対象になる。 また、最上位Six Star会員は、1年間の搭乗実績で付与される「FLY ONポイント」の最上位「JMBダイヤモンド」を、4月から新たに付与。これにより、Six Star会員は、JALが加盟する航空連合「ワンワールド」のステータスが従来の「サファイヤ」から最上位「エメラルド」に変更となる。 LSポイントは、1年間の搭乗実績「FLY ONポイント」とは別の制度。FLY ONポイントでは、最上位「ダイヤモンド」をはじめ、JGCのプレミア会員(JGP)、サファイア、クリスタルと主に4段階のステータスを設定しているが、「Starグレード」は6段階ある。 StarグレードはLSポイントに応じて付与され、最上位Six Starは1万2000ポイント以上、Five Starが6000ポイント以上、Four Starが3000ポイント以上、Three Starが1500ポイント以上で、500ポイント以上の「JMB elite plus(JMBエリートプラス)」、250ポイント以上の「JMB elite(JMBエリート)」が設けられている。 このうち、Three Star以上はJGC会員が対象。1つ星にあたるエリートと、2つ星となるエリートプラスはJALカード本会員向けで、マイルサービスの上位会員制度「JALグローバルクラブ(JGC)」に入会するまでの期間にJALの「サクララウンジ」に利用券を使って入室できるようにし、JGCのサービスの一部を先行体験できるようにしている。 1周年記念キャンペーンは、LSポイントが通常の2倍たまるもので、国際線と国内線の搭乗は1月の実績、JALカードなど非航空系サービスは対象期間がサービスにより異なる。
Tadayuki YOSHIKAWA