町田のJ1優勝“逸”「避けて通れない道」 黒田監督が心境明かす「クラブの歴史を刻んでいる」
町田の黒田監督が最終節を終えて口を開く
FC町田ゼルビアは12月8日、J1リーグ最終節で鹿島アントラーズと対戦し1-3の敗戦となった。黒田剛監督は「反省するところは多々ある」と試合後に振り返り、「1年間を通して選手たちが奮闘してくれた結果もあって3位フィニッシュできた。選手たちの頑張りによるもの」と快進撃を見せた今シーズンについて話した。 【写真】監督の愛妻が「美人さん」 誕生日祝う投稿にファン反響「素敵な家族」 第37節を終えた時点で首位の神戸(勝点69)は、2位の広島(同68)に次ぐ3位だった町田(同66)。優勝するためには最終節の鹿島戦で勝利が必須となり、他会場の結果次第となる。そんななか最終節はホームの鹿島相手に厳しい試合となった。 前半5分にあっさりと失点。同16分に2点差とされたが、その7分後に下田北斗のゴールで1点を返した。諦めない姿勢を見せたが同アディショナルタイム2分、鹿島のエースFW鈴木優磨がDF昌子源の股を抜いて単独突破。そのままネットを揺らされた。後半の反撃は叶わず、町田の最終節は完敗に終わっている。 試合後に黒田監督は「経験という言葉がすべて。すべて前半の立ち上がりの失点が最終的には重くのしかかった」と悔やんだ。ただシーズンを終えた選手に対して「功績としてクラブの歴史を刻んでいるということはその頑張りに素直な気持ちで素晴らしいことだと思うし、そういう意味で称えたい」と言葉を並べている。 町田はJ1初挑戦で首位争いに食い込み、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場を決める快進撃を見せた。今シーズン大きな話題を呼んだクラブの1つだ。優勝へは届かなかった今季について「経験も踏まえてこれから町田が強くなっていくためには避けて通れない道だと思う」と総括。「個人的にしっかり来年修正して、もう一回り強くなってJ1で勝ち上がれるようにやっていきたい」とまとめた。町田は今シーズン大きな話題を呼んだクラブの1つ。黒田監督の来季続投がすでに発表されているなか、2年目のJ1で進化したチームの姿が期待される。
FOOTBALL ZONE編集部