ホンダが1.1兆円の自社株買い、日産との統合協議開始を考慮
[東京 23日 ロイター] - ホンダは23日、発行済み株式の23.7%に当たる11億株・1兆1000億円を上限とする自社株買いを決議したと発表した。日産自動車との統合協議に入り、機動的な株主還元が制約されることから、1兆円を超える自己株を一括で取得することを決めた。 取得期間は、2025年1月6日から同12月23日まで。11月6日に決定した分の自社株買い(発行済み株式の1.5%・1000億円上限)は中止する。 三部敏宏社長は日産との共同会見で、「課題としていた過去から積み上がった自己資本の適正化」と説明。「財務基盤の強さは十分あるし、稼ぎの源泉であるハイブリッド車や二輪車の仕込みも完了しており、これでも十分やっていけるという自信の表れと受け取ってほしい」と述べた。