セオリーの重要性を感じたオリンピックの戦い【川口和久のスクリューボール】
パット・イズ・マネー
決勝で勝利投手となった森下
東京オリンピックが終わった。開催には賛否両論があったし、無観客とあって地元開催という高揚感はなかったけど、日本が過去最多のメダル数を獲得し、テレビで随分楽しませてもらった。 俺の一番の注目、いや野球に次いでの注目は大好きなゴルフだった。男子では金メダルの本命と言われた松山英樹がメダルを獲(と)れず、女子では稲見萌寧が銀メダル。2人の差はパターだった。ゴルフの世界では“パット・イズ・マネー”という言葉があるが、そのとおりだったね。勝負どころで失敗した松山と、しっかり決めた稲見の差が出た。ドライバーとパターにはミーハー(?)な俺も、すぐ稲見のパターを買おうとなじみの店に行ってみたが、大人気で在庫切れらしい。残念。 野球に関してもセオリーの重要性をすごく感じた戦いだった。例えば・・・
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週刊ベースボール