「80台が出るセッティング」はどう作る? カリスマフィッターとプロが考察!
=== “ロマン派”は要注意! 「打てない」クラブを入れている余裕はない! 十分なキャリーが出ない、苦手でミスの確率が高いなど、実質的に「打てない」クラブを入れているアマチュアは多い。「使いたいクラブ」を使うこともゴルフの楽しみの1つだが、本当にスコアを出したいなら、ロマンや見栄は捨てるべき。 ===
ー では80台でプレーするためには具体的に何が必要なのだろうか。 「やっぱり確実に『ボギーオン』させることですね。パー4を3打でグリーンに乗せられれば大叩きはないし、ダボよりもパーが上回っていく。実はそれには飛ばす必要はなくて、ドライバーは『2打目が打てるところに運ぶこと』、そして『2打目でグリーン周りまで運ぶこと』。アプローチは寄せることよりも『ミスなくグリーンに乗せること』。そのためには自分にとって何が必要かを考えてほしいですね」(峯岸プロ)
=== Q.「80台が出る」セッティングとは? A. 確実に「ボギーオン」させられる14本をそろえること! コンスタントに80台で回るためには、「悪くてもボギーオン」が基準。そのためにはティーショットは飛ばさなくてもいいので「次打が打てるところに」、2打目はパーオンは必要ないので「グリーン周りに運ぶ」、アプローチは寄せなくていいので「ミスなく乗せる」こと。これが実現できるクラブを考えることがカギになる。 ===
「ここで大事なのが、自分の得意・不得意を知ることなんです。苦手なクラブや打てないクラブを入れないこと。できれば弾道計測器などで番手ごとの距離や自分のクセを客観的に把握する機会を持ってほしい。そして得意クラブから組み立てることが、いいセッティングを作る条件だと思います」(吉田さん)
これが大前提! 自分の得意・不得意を客観的に知ることが大事
自分の得意・不得意クラブを把握することは、セッティングを作るうえで重要。イメージと現実に乖離があるケースも多いので、弾道計測器のあるところで各番手の距離やミスの傾向などを客観的にチェックする機会を持ってほしい。自身のクラブに対して「自己採点」をしてみるのも有効だ。
構成・文/鈴木康介 撮影/田中宏幸、有原裕晶 協力/プレミアムゴルフスタジオ ※月刊ゴルフダイジェスト2月号「80台が出る! セッティングの作り方」から一部抜粋
月刊ゴルフダイジェスト