福知山市長選挙、候補者はどんな人?
京都府福知山市長選挙は告示から3日目を迎えた。森山賢候補(31)無所属・新▽小瀧真里候補(64)無所属・新▽大橋一夫候補(70)無所属・現=自民、公明推薦=は、まちを回り、自身の思い、施策などの訴えに汗を流す。それぞれの横顔を紹介する。(届け出順)
■森山賢候補 じっくりと話を聞く、仕事で培った調整力
市議会議員だった曽祖父の話を周囲から聞き、小学生の頃から政治に興味を持った。高校生まで過ごし、いつかは戻ってこようと思っていた大好きな福知山の衰退を感じ、「まちを変えるのは今しかない」と決意した。 3人姉弟の真ん中で、姉弟間の調整役を担うことが多く、大卒後に勤めた損害保険会社でも、交通事故時の保険について被害者との話し合いに携わってきた。じっくりと相手の話を聞いて折り合いをつけるのは、自分に向いていると感じる。 互いにやりたいことをやるため、結婚して6年が経った妻とは離れて生活するが、「当選時には『福知山へ付いていく』と公約をもらっています」と笑顔。若いからこそ、責任を持って将来の事を考えられると思っている。 活動を始めてから、応援してくれる人が増えた。若い自分にかけてくれる人たちがいる。その思いに応えたいという気持ちが、日々の活動の原動力。人が集まるにぎやかなまちをめざしたい。
■小瀧真里候補 対話の大切さ学んだ、子どもとの関わり
小学生の時に、しっかりと自分の話を聞いてくれる先生がいた。その姿が、教職を志した自分の原点になっている。退職までの36年間、子どもと一緒になって話す先生として、たくさんの児童たちと向き合ってきた。 子どもの頃は周囲とぶつかり、つらい思いをしながら学校に通った。母親として子育てに悩んだこともある。子どもたちの課題の解決には、誰かの話を聞き、自分の話を聞いてもらうという「共感と納得が大切」だといい、だからこそ「対話が必要なんです」。 子育て時代、休日に家族と大江山のグリーンロッジ、夜久野での星空観察などへ出掛け、校長職の時には地域学習に取り組み、地域の人の温かさ、子どもにかける愛情を肌で感じてきた。 がむしゃらに立候補して落選した4年前と違い、市議会議員も経験し、今は政治の仕組みも見える。毎日のエクササイズで体力づくりも万全。多くの人ととことん語り合い、まちづくりをしたい。