【尼崎ボート・GⅠダイヤモンドカップ】今を時めく定松勇樹がGⅠ2連続優出を達成
<14日・尼崎ボート・5日目> 定松勇樹が悔しい敗戦を糧にして、2節連続2度目のGⅠの頂上決戦に挑む。転機は3日目12Rだった。1枠に指名され圧倒的1番人気に推されたが、結果は3着。「本当にもったいなかった」とレース後はうなだれた。ただ、ここからが真骨頂。4日目予選ラストには3コースから目の覚めるようなまくり差しを決めて準優白カポックを手にした。 そして迎えた5日目準優勝戦10RではSでセンター勢に先行を許すも、1Mは自慢のスピードターンで押し切って、前節住之江の高松宮記念に続く、自身2度目のGⅠ優勝戦の舞台に立つことになった。 「納得できる足をしています。エンジンはしっかり引き出せています。バランスが取れて中堅上位くらいで、むっちゃ行かれるようなことはありません」と優勝戦に入っても十分な戦力を保持している。「最近はリズムもいいと思うし、優勝だけを狙っていきます」。今を時めくシンデレラボーイがまた一つ、新しい勲章を獲得する。