オリックスのドラフト２位ルーキー、寺西投手

　オリックスの新人合同自主トレが８日、大阪市此花区の球団施設で始まった。ドラフト２位ルーキー右腕、寺西成騎（なるき）投手（２２・日本体育大）はランニング、キャッチボールなどで体を動かし、各クールごとに１度ブルペンに入り、調整していく考えを明かした。 　「いつでもブルペンに入れる準備をしてきました」と寺西。ドラフト３位の高卒右腕、山口廉王投手（仙台育英高）とのキャッチボールでは回転の良い球を投げ込んでいた。「自主トレでも１クールに１回は入ると思います」と言うほど、順調にトレーニングを積んできたようだ。 　「万全に投げられるということを首脳陣の方だったり、いろんな方に見てもらって。ウエートも教えてもらえると思うので、早く自分のものにできるように練習していきたいと思います」 　同い年の山下舜平大投手にもあいさつした。その体つきに驚き「僕は筋量もまだまだ高卒と同じぐらいじゃないかなと思うぐらい、ないので、全身鍛えて来年もっと大きな姿で投げられるようにしたいです。ヒョロヒョロっス」。現在は８４キロで、１年かけて９０キロで動けるぐらいの増量を目指す。 　「今までに見たことのない施設のすごさというか、寮も過ごしやすいですし、野球をやるにはもってこいの環境なので、この環境を大いに利用して成長していきたいと思います」 　報道陣から今季の目標を聞かれると「１軍で２勝はしたいと思います。１勝だとできないかと思うので、２勝にして、まずはひとつ勝てるようにしていこうと思います」と、控えめな数字を掲げた。