Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手(6)最近はCLで圧巻の活躍! ドイツが誇る鉄壁の男
7月1日を迎えたことで、欧州サッカーは暦の上では2024/25シーズンを迎えた。新シーズンへと移り変わる中で、2023/24シーズン限りで所属クラブを契約満了となり「無所属」となった選手もいる。今回は、現在フリーの30歳以上の選手をピックアップして紹介する(データは7月3日現在)。
DF:マッツ・フンメルス(元ドイツ代表) 生年月日:1988年12月16日 前所属:ドルトムント 23/24シーズン成績:25試合3得点0アシスト 2023/24シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝へと進出したドルトムントでマッツ・フンメルスは圧倒的な存在感を放っていた。そんな彼も今夏に新天地を探すことになる。 バイエルン・ミュンヘンの下部組織出身のフンメルスはトップチーム昇格後の2008年1月にドルトムントへと移籍。ユルゲン・クロップ監督の下で、ブンデスリーガ2連覇やCL準優勝などの躍進を遂げたチームのDFリーダーとして台頭した。 2016年夏に古巣バイエルンへと復帰を果たすと、幼少期から着ていた赤色のユニフォームでブンデスリーガ3連覇に貢献し、3年後の2019年夏に今度はドルトムントへと復帰。細かい怪我に悩まされたこともあったが、コンディションが万全の際はレギュラーとしてプレーしていた。 彼が話題となったのが2023/24シーズンのパリ・サンジェルマンとのCL準決勝でのパフォーマンスで、1stレグ、2ndレグのどちらでもマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を披露。全盛期と比較をするとスピードは大きく落ちているが、経験に基づく守備でキリアン・エンバペを筆頭とする強力な攻撃陣をシャットアウト。クロスに対するポジションや前に出てインターセプトするタイミングが抜群で、35歳となった今でもトッププレイヤーであることを証明した。 ドルトムントで欠かせない選手の一人だったが、シーズン終了後にエディン・テルジッチ監督と同じく退団が発表された。まだトップクラブでプレーできる素質があるため、争奪戦になっても不思議ではない。
フットボールチャンネル