ユーベ行きへ練習拒否のコープマイネルスに「また異なる形で交渉してほしかった」…アタランタ指揮官が語る
アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)の去就に言及した。 精度の高い左足と昨季のセリエA12ゴールの得点力でアタランタの中盤で中心を張るコープマイネルス。この夏を迎えるにあたり、早い段階から本人の移籍意思が明らかになるとともに、中盤の強化に乗り出すユベントスの視線が注がれ、動向が注目される。 ユベントスとの移籍金交渉で綱引きが続くアタランタはそうしているうちにヨーロッパリーグ(EL)王者として挑む今季最初の公式戦、14日のUEFAスーパーカップが刻々と迫るなか、コープマイネルスがチーム練習参加を拒み、強硬姿勢に出たといわれる。 イタリア『スカイ』によると、ガスペリーニ監督は地元紙『L'Eco di Bergamo』のインタビューで、選手本人がユベントス行きを願う現状とともに、チーム活動への不参加を認めた。 「コープマイネルスはユベントスに行くと決めた。我々とはもうプレーも練習もしないということだ。彼はストレスを感じていて、こういう姿勢ではチームのためににも、仲間のためにもなれない」 アタランタ指揮官はまた、「クラブは脅迫されていると感じている。だからこそ、クラブは非常に毅然とした態度を取っているんだ」とし、当初は上層部に売却の計画などなかったと話した。 「私はアタランタの姿勢も、選手の姿勢も理解できる。コープマイネルスのことを頼りにしてもいたし、少なくともまた異なる形で交渉が行われてほしかった」 「事実として、我々は3人の重要な選手(負傷したジョルジョ・スカルヴィーニとジャンルカ・スカマッカ、そして移籍希望のコープマイネルス)を失ったし、チームは技術面で多くを奪われている」 「どん底だ。クラブが何とかしてくれるだろうが、チームの競争力は現時点で昨季終了時よりもはるかに落ちている」 なお、アタランタが求める移籍金額は6000万ユーロ(約96億3000万円)。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、ユベントスは今週、アドオン込みで総額5500万ユーロ(約88億3000万円)の条件を新たに打診したという。
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