『明神下 蕎麦 おしん』の「田舎蕎麦」は "粗挽き粉十割"の細切りが"ざる"に映える!! 店主は蕎麦の超人気店『土山人』で修業の実力派
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・御茶ノ水の蕎麦店『明神下 蕎麦 おしん』です。 【画像ギャラリー】“白黒”決めずに両方手繰るべし!! 見るからに旨そうな「せいろ」と「田舎蕎麦」
凛とした蕎麦とつまみに酔いしれる
蕎麦の美しさは職人の腕前、ひいてはその味わいに直結する。切り口も冴え冴えとした極細のせいろをそっと箸で持ち上げたぐってみれば、凛々しいコシの後からふくよかな甘みが広がった。 粗挽き粉十割の田舎蕎麦だって粋な風情の細切りだ。温蕎麦に目を向ければ、やや太めの九一を使い、もっちりとした心地良い弾力の後から香りがふわり。 蕪あんかけ蕎麦 1700円 そんな蕎麦たちを丹精込めて打つのが店主の黒崎さん。芦屋や池尻大橋の『土山人』で長年経験を積んだ、確かな職人だ。 もちろん蕎麦前だって歯ざわりも小気味良い「蓮根饅頭」に、じっくり染みた味噌の風味が日本酒を呼ぶ「大山鶏西京焼き」をはじめどれも上々。こんな店で酒盃を片手にゆるゆる過ごす夜は、なんと気分がいいものか。
東京・御茶ノ水『明神下 蕎麦 おしん』
[住所]東京都千代田区外神田2-8-2 [電話]03-5577-5709 [営業時間]11時半~15時(14時半LO)、17時半~22時(21時半LO) [休日]水 [交通]JR中央線御茶ノ水駅聖橋口から徒歩7分 おとなの週末2024年4月号は「おにぎりとおべんとう」 撮影/小島昇、取材/菜々山いく子 ※2023年12月号発売時点の情報です。