【新日本】海野翔太 年内最終戦でザックとのラスト前哨戦制す「俺たちの世代で、もう一度プロレスを大爆発させる」
新日本プロレス23日の後楽園ホール大会で、海野翔太(27)がIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.(37)との最後の前哨戦を制した。 【写真】試合後、ザックとにらみ合う海野 海野は来年1月4日東京ドーム大会でザックに挑戦する。2024年の最終戦のメインでは石井智宏と組んでザック、大岩陵平組と激突。石井は来年1・5東京ドーム大会でNEVER無差別級王座(現王者は鷹木信悟)、大岩は1・4ドームでNJPW WORLD認定TV王座(現王者は成田蓮)への挑戦をそれぞれ控えており、実力者4人が揃ったタッグマッチは互いに譲らない一進一退の攻防が続いた。 25分過ぎ、海野がザックにショットガンドロップキックを放つと、そのまま石井がジャーマンスープレックスで投げ捨て数的優位に。孤立した大岩に狙いを定めて勝負に出る。粘る大岩のドクターボムを浴びた海野だったが、THE GRIP(変型ラリアート)を切り抜けると、必殺のデスライダーをさく裂させ3カウントを奪ってみせた。 年内最後の試合を勝利で飾った海野は「ザック、必ずベルト取ってやる。絶対に負けないからな」と宣戦布告。「ザックに対して心からリスペクトしているし、感謝しかないです。ただそれだけじゃダメなんだ。今すぐにでも結果を出して、IWGP世界ヘビー級王座のベルトを腰に巻きたい。2024年はG1覇者として、IWGP王者として、MVPとして新日本を支えてきた。2025年からは俺の番だ。すべてを東京ドームでぶつけて勝ってやる」と言い切り「クリエイト・ア・パラダイムシフト」の合唱で大会を締めくくった。 バックステージでは「プロレスの可能性は無限大だと俺は信じてる。プロレスって最高だろ? 2024年、盛り上がっただろ? でも、こんなもんじゃない。俺らだったらもっと行ける。俺たちの世代で、もう一度プロレスを大爆発させるんだ。まずは俺が先頭に立って舵を取る」と力強く宣言。新時代のエースが東京ドームのメインイベントでパラダイムシフトを巻き起こし、新時代を到来させる。
東スポWEB