教習所で習ったっけ!? 忘れちゃっていることが多い&教えてほしかった[教習項目]
教えてもらっても実地ではあまり役に立っていないと感じることは意外と多いものだが、逆に「なぜこれを教えないの??」ってことも多々ある。また、教則本には載っているけど、実際に体を動かすなりしてしっかりとやってないからイマイチ理解してないってこともありますね。 【画像ギャラリー】いくつ覚えてますか?教習所で習ったこと(11枚) 文/山口卓也、写真/写真AC
■トラブル時に高速道路でやむを得ず停車しないといけない時の注意点
そもそも高速道路上での停車は道路交通法で禁止されている。しかし、事故や故障でやむを得ず停車しないといけない時、あなたは正しい手順を踏むことができるだろうか? 正しい手順 1.ハザードランプを点滅させてクルマを路肩などの安全な場所に停める 2.同乗者がいる場合はガードレールの外側に、さらに自車より後方など安全な場所に避難させる 3.自車の50m以上後方に三角停止表示板を置き、その手前に発煙筒を置く (三角停止表示板などの停止表示器材の車載は必須となっている) 4.運転者自身もガードレールの外側、さらに自車より後方に避難する 5.安全を確保しつつ、非常電話または携帯電話で救援依頼をする このような手順だが、まずは自車に停止表示器材は積んであるか?避難場所はガードレールの外側かつ自車より後方か?は重要ポイント。 道路交通法では、停止表示器材を積まずに高速道路を走行しても違反とはならないが、停止時の表示義務はある。 かなり矛盾していると思うが、万が一のことを考えれば必ず積んでおくべきだ。表示せずに停止していると表示違反となり、違反点数1点+普通車で反則金6000円となる。 また、ガードレールの外側かつ"自車より後方に避難"することも重要。ガードレールの外側ではあるが自車の前方に避難していると、停止している自車が追突された時に事故の巻き添えとなることが考えられ、実際に悲惨な事故は起きている。 高速道路上でこのような教習を行うことは非常に難しいため手順のみを習うだろうが、どの手順も絶対に間違ってはならないことは理解できるはず。