水田でモーター盗難 ポンプ用で既に5件 群馬・JA邑楽館林管内
群馬県のJA邑楽館林管内で、今月から陸田ポンプ用のモーターの盗難被害が相次いでいる。15日現在で、JAが把握しているだけでモーターの盗難被害は5件。JAは調査を急ぎ、生産者へ注意を呼びかけている。 13日に明和町の生産者が水田に行き、ポンプ小屋の扉が不自然に開いていることに気付き、確認すると重さ約2キロのモーターが盗まれていた。周囲には断線したコードや外されたボルト、破壊された南京錠などが散乱しており、すぐさま警察へ連絡をした。 生産者は「稲刈りが終わったこの時期を狙われたと思う。これ以上被害が出ないよう、JAや行政は注意喚起をお願いしたい」と話す。 JAでは既にメールや渉外担当者の声かけ、支所への張り紙の掲示などで生産者に注意を促している。 JA営農企画課の伊藤恵一さんは「悪質な犯行に胸が痛い。外せるモーターは外し、別の場所で管理するなど対策をしてほしい」と呼びかける。
日本農業新聞