28歳の好調レーサーがライン決着に気合い! 初連係の同期は「分かっていますよね(笑)」と念押し/青森競輪
青森競輪場の「ウィンチケットミッドナイト競輪(F2)」は3日、初日を迎える。5RのA級予選に出場する土田栄二(28歳・茨城=115期)に話を聞いてみた。 予選は9連続連対中であり、前走の福井ではピンピンで決勝まで勝ち上がっている。 「前回の福井ですけど、勝ち上がりの2日間は展開が向いただけですよ。初日は中団がもつれてくれたし、すんなり緑川(修平)さんが中団だったらまくられていたかも。それに2日目は前(北野良栄と中川繁樹)がやり合ってくれたし、そこを叩けたから勝てただけですから。走っていて体の左右差を感じるし、自分が思っているようなタイムも出ていないんですよね。そのことがあるから『展開が向いて勝てた』と言ったんですよ」と説明してくれた。 「よくない感じでも『見てしまう』ことがなかったので動けてはいると思うんですが、自分の理想とは違うのでちょっと…。だから『自分の力で勝った』という達成感を得られなかったし、終わったあとに『ホッとした』という感じの方が上回りましたね」とも付け加えた。 仮メンバーを見せながら「小泉(俊也)さんはどうあれ伊藤(奎)の後ろだって」といいつつ話を振ると、「結構前ですけど小泉さんと一緒になった時があって、別でやるのかなと思っていたら3番手を固めてくださった時があったんです。伊藤君が付いてくれれば3人になるから心強いんですけどね」と話していた。 少し時間が経過して検車場の外で小泉のコメントのことを伊藤奎に話して、「それなら土田さんの番手」と言った時に土田栄二が顔を覗かせた。伊藤が「土田さんお願いします。分かっていますよね(笑)」というと、土田が「それってパワハラ、後輩にパワハラを受けましたよ」と大笑いだ。何だかんだで同期は仲がいいらしい。 最後に土田が言っていたが、「伊藤君とは敵で闘ったことはあるけど、連係するのは初めて。あと、小出さんは突っ張られたからって簡単にやめるような人ではないし、厳しい闘いになると思います。覚悟して臨まないといけないでしょうね。自分のスタイルを貫いて、尚且つラインで決められるように頑張ります」と言って締め括ってくれた。(アオケイ・忍足記者)