首里城火災から5年 今だけの「見せる復興」着々と 全国の宮大工も結集 沖縄
沖縄固有の歴史と文化を象徴する首里城が火災で焼失してから31日で5年が経過した。2022年11月3日に起工式が行われた正殿再建工事は現在、2026年秋の完成に向けて「平成の復元」に携わった有識者や全国から集まった宮大工を中心に着々と進む。 【写真】国仲涼子さん「立ち上がる沖縄、首里城でも」 正殿の復元作業は5月に上棟を終え、現在は漆の下塗りや瓦ぶきの作業が進む。使用する瓦は約6万枚の県産瓦で、国や県は今しかみることのできない再建工事を「見せる復興」として来場者へ公開している。23年10月から交付を開始した「首里城図柄入りナンバープレート」は今年8月末で発行が1万枚を超えた。
琉球新報社