“嫌われ者”の激戦となった自民党総裁選…左右する「重要議員の正体」人望無し石破vs過激な高市vs意味不明の進次郎
自民党総裁選(9月27日投開票)は、早くも決選投票を見据えた攻防が激化している。主要マスコミの調査によれば、決戦に残る可能性があるのは石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安全保障相の3人に絞られ、他候補の支持票をいかに取り込むかが最終的な勝利に繋がるからだ。政界事情に通じる経済アナリストの佐藤健太氏は「決選投票は『嫌われ者』の中で最もマシな人物を選ぶことになる。簡単な足し算とはいかないだろう」と見る。SNSなどでもこれまで以上の盛り上がりを見せる総裁選。最後は一体誰が笑うのかーー。
各候補は決選投票を見据え奔走
今回の総裁選は、国会議員票が367票、党員・党友票が367票の計734票で競う。ただ、1回目の投票で過半数を獲得する候補がいなければ、上位2人による決選投票が行われる。ポイントになるのは、1回目の投票とは異なり党員・党友票が都道府県で1票ずつの計47票に限定される点だ。 立候補者が最多の9人に上る今回は、国会議員の推薦人(20人)だけで180人に達する。石破氏や小泉氏、高市氏はそれぞれ地方でも人気が高いものの、過半数を上回る得票は見込めない状況だ。それだけに各候補は決選投票を見据えた動きを水面下で激化させる。
読売新聞調べでは高市氏と石破氏が小泉氏を上回る結果に
読売新聞が9月16日付1面トップで報じた調査結果が波紋を広げた。総裁選の投票権を持つ党員・党友と確認できた1500人への電話調査と国会議員の支持動向を調べたもので、その結果を合計すると高市氏と石破氏が123票となり、小泉氏(105票)に差をつけていたのだ。 党員・党友の投票先は石破氏が26%、高市氏は25%、小泉氏は16%。4位以下は上川陽子外相と小林鷹之前経済安保相が6%、林芳正官房長官が5%、河野太郎デジタル相が3%、茂木敏充幹事長が2%、加藤勝信元官房長官が1%の順だった。この結果をもとに試算すると、石破氏はトップの97票、高市氏は94票、小泉氏は60票になるという。 国会議員の支持動向調査では、小泉氏が45人と最多で、2位は小林氏の40人、林氏の35人、茂木氏は33人。高市氏は29人、石破氏は26人だった。「未定」「未回答」は91人。 なぜ、この読売調査が衝撃を与えたのかと言えば、党員・党友票において高市氏が急伸しているとされたからだ。
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