平均給与ランキング!長年トップの座を維持していた「医師」をおさえて1位になった意外な職業とは?
長年、職種別高年収ランキングの1位は医師が独占していましたが、近年では順位に変動があるようです。医師のほかにも高収入の職種はさまざまありますが、実際にはどのような職業がランクインしているか気になる方も多いでしょう。 本記事では、平均年収ランキングと高年収の職種の共通点についてご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
平均年収ランキング1位は「航空機操縦士」
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、平均年収が最も高かった職業は「航空機操縦士」で、1779万400円でした。2位以降は表1の通りです。 表1
※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 令和3年まで、最も年収が高い職種は医師でしたが、令和4年から航空機操縦士が1位となっています。年収が高い理由としては、以下のようなものがあげられます。 ●多くの人の命を預かる仕事で、専門的かつ高度な技術の習得が必要であるため ●安全な運行のために、厳しい健康状態の管理が必要であるため ●航空機操縦士として一人前になるまでには経験年数が必要であるため また、航空機操縦士は給与のほかにさまざまな手当がつくことも多いようです。例えば、乗務手当や宿泊手当などです。これらの手当も年収を引き上げている要因といえるでしょう。
年収の高い職種の共通点
上記のランキングに入るような年収の高い職種には、共通点があります。共通点は、以下の通りです。 ●特別な技術や知識を有すべき職種 ●日常生活に欠かせない職種 ●専門性が高い職種 ●実務経験を積む必要がある職種 ●実力主義で成績評価制度がある職種 以上のことから、年収の高い仕事に就けたとしても、すぐに希望通りの年収を得ることは難しいようです。専門分野の勉強をし、資格を取得したり経験を積んだりすることが必要といえます。 また、高年収を目指すには職種のほかにも、年収の高い企業を選ぶことも大切です。社員数が多い企業やこれから伸びるベンチャー企業への就職または転職をすれば、年収の増加が期待できます。 高年収であることで、生活費や貯蓄などのさまざまな余裕ができるでしょう。しかし、企業や職種によっては激務で心身ともに負担が大きいものもあるようです。希望のライフワークバランスやどのようにキャリアを積んでいきたいかを考えて選ぶことも大切です。