「南京事件」から86年 中国で追悼行事 日本側に一定の配慮か
日テレNEWS NNN
旧日本軍が、多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」から86年となる13日、中国で追悼行事が行われました。 中国政府が主催する追悼行事は江蘇省南京市で行われ、遺族や学生、軍の関係者などが参加しました。 中国共産党の李鴻忠中央政治局委員がスピーチを行い、「人類の文明史に極めて暗い一面を残した」と旧日本軍の行為を非難しました。一方、「新たな時代にあった安定的な日中関係を築き、互いにアジアと世界の平和と繁栄のために貢献しなければならない」とも述べました。 先月、日中両国は首脳会談を行い、習近平国家主席が関係改善に意欲を見せており、日本側に一定の配慮を示した可能性もあります。 中国は2014年から、追悼行事を国家行事として行うようになり、ことしで10回目となりますが、習主席は80年の節目にあたる2017年の式典以降、出席していません。