「プリキュア」と共に歩んだ二十歳の娘へ。「自分の選んだコスチュームで、自分の道を凛々しく歩め」
成人の日。全国の親御さんたちは、お子さんの成長ぶりにどんな思いを馳せたでしょうか。成人が18歳に引き下げられたとはいえ、“二十歳”という響きはやはり、何か特別なものを感じます。じつは昨年、あの大人気アニメシリーズ「プリキュア」も二十歳を迎えました。プリキュアの魅力を発信し続ける会社員ブロガーであり、2児の父でもあるkasumiさんは、この晴れやかな節目に何を思うのか。特別に寄稿いただきました。 【父からみた娘とプリキュアの20年】思わず涙…。成長の傍らにはいつもプリキュアがいた
プリキュアも娘も“二十歳”
娘が20歳になりました。1月8日、地元名古屋での「二十歳のつどい」(最近は「成人式」とは言わないようです)に参加し、“二十歳の誓い”を読み上げる大役を無事に終え帰宅した娘は、さっそうと振袖から私服にコスチュームチェンジ。旧友たちと遊びに出かけていきました。 娘の着物姿を見る機会なんて、めったにないことなのでもう少し一緒に過ごしたかった気もしますが、こればかりは仕方がありません。友達と過ごす20歳、ぞんぶんに楽しんでほしいものです。 娘と同じ年になったのが、僕が大好きなアニメーション「プリキュア」です。 プリキュアも20歳。娘とプリキュアはいつも共にありました。一緒に20年を過ごしてきました。わが娘と同様に、プリキュアたちもたくさんのコスチュームに身を包んできました。 ここに『プリキュア20周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル』という本があります。
『ふたりはプリキュア』(2004)から『ひろがるスカイ!プリキュア』(2023)までの20年、20作品に登場した78人のプリキュア全員のコスチュームがフルカラーで解説された、256ページの大ボリュームの1冊です。 キャラクターデザイナーがどんな思想でプリキュアのコスチュームデザインをしたのか、そのパーツがそこにある理由、その背景、こだわりのポイントなどが78人分羅列され、たった1つのコスチュームをデザインするだけでもたくさんの人の、たくさんの想いが込められていることがわかります。