今季からボストン・セルティックスに加入し、チームの快進撃を牽引する1人となっているドリュー・ホリデーが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが主催するポッドキャスト番組に出演した。そのなかで、チームメイトのジェイレン・ブラウンについて語っている。 ホリデーはミルウォーキー・バックスに在籍していた当時から、セルティックスとの対戦を通してブラウンの活躍を見てきた。しかし近くで過ごすようになって、ブラウンが自身を疑う者の認識を変えることに努力する力と意欲があることを、より強烈に感じているという。 「彼は自分が疑われるとそれを真に受け止めるんだ。彼は利き手じゃない左手は使えないって？ 今年のJBのプレイを見ればよく分かるだろうけど、左手でもクレイジーなフィニッシュを決めているよ。オフに練習していたのかは知らないけどね。いいシューターじゃないって言われていたこともあったけど、今は3ポイントを良く決めている。チームの頼れる3ポイントシューターの1人だ。誰かに疑問の目を向けられると、彼はいつも『よし、見返してやる』ってなるんだよ」 さらにホリデーは、「タフさが備わっていて、『本当に勝ちたい』って思っている。対戦相手としてプレイしていた時も彼が勝ちたがっているのを見ていたけど、さらに強くなっている」とブラウンの気概を絶賛。ジェイソン・テイタムとのプレイについても、「彼らは相性がいい。互いのゲームを向上させている」と、2人のケミストリーについても高く評価した。 以降も、オフェンスの多彩さやハンドラーとしての能力、ミッドレンジでのプレイなど、ブラウンについて褒めちぎったホリデー。「JBは完成された選手」とまで言い切った。 今季ブラウンは平均23.4点、5.6リバウンド、3.6アシスト、キャリアハイとなるFG成功率50.3%、3ポイント成功率35.7％を記録している。さらにNBAオールスター以降の17試合では、チームトップの28.4点、3ポイント成功率40.4%と、さらに調子を上げている。 プレイオフでは第1シードを確定されたセルティックスを牽引するブラウンは、2年ぶりのNBAファイナルへチームを導くことができるか。