埼玉で猛烈な雨 東京23区でもゲリラ雷雨 帰宅ラッシュを直撃 停電への備えとは
今日7日(水)も、関東は大気の状態が非常に不安定。帰宅時間帯は都市部でも雨雲や雷雲が発達し、埼玉県では1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されています。東京23区でもゲリラ雷雨となり、練馬では1時間に50ミリ以上の滝のような雨を観測し、落雷も多数。今夜遅くにかけて、ゲリラ的な降り方となるため、道路の冠水、アンダーパスなど低い土地の浸水、川の増水・氾濫に警戒が必要です。
東京23区で滝のような雨 今夜遅くにかけて警戒
今日7日も関東地方は、気温上昇や湿った空気、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となっています。帰宅時間帯は、山沿いだけでなく、平野部でも雨雲や雷雲が湧き、埼玉県では19時頃にかけて1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されています。 東京23区でもゲリラ雷雨となっており、東京都練馬区では1時間に53.0ミリ(19:40まで)と、滝のような非常に激しい雨を観測(速報値)。埼玉~東京にかけて落雷も多数観測されています。 19時45分現在、埼玉県に土砂災害警戒情報(警戒レベル4)、東京地方・群馬県に大雨警報(浸水害)と洪水警報、栃木県に大雨警報(浸水害)が発表されています。 雨雲はゆっくりと南下傾向ですが、新たな雨雲が次から次へと湧く恐れがあります。 今夜遅くにかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。今、雨が降っていない所でも、急に雨雲や雷雲が湧く恐れがあるため警戒が必要です。 自分の住んでいる所は雨が降っていなくても、隣町では激しい雨や雷雨といったゲリラ的な降り方となります。道路の冠水やアンダーパスなど低い土地の浸水、川の増水、氾濫に警戒が必要です。
いつ避難する? タイミングは?
土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。 そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。 天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。